Nstyleをご覧の皆さん。
こんにちは、AYAKA FUKANOです。

6月になりました、2019年もあと半分。
折り返し地点にきたわけですが、体調など崩されていないですか？

 
ここ最近は、世間をとても悲しいニュースが騒がせていますね。
やりどころのない思いに、ただただ悲しく、
加害者に対しては、怒りだけでは片付けられない、複雑な思いを抱きます。
もちろん、どんな理由があるにしても、人様の命を奪うのは絶対にいけないことが大前提で、
もし、その背景にある何かが違っていたら、きっとこのような結末にはなっていなかったのではないかと、
考えてしまいます。それは、犯人だけの問題なのか、その家族の問題なのか、はたまた社会全体の問題なのか。
そこを考えずして、こういった悲しい出来事は終わらないのかなと。

私が物心ついた頃から、日本の核家族化、高齢化、少子化については幾度となく
メディアで話されてきたのですが、もちろんまだまだ子供だった私には理解ができず。
大人になった今、あの時世間が恐れていた事態になっているのではないかと、感じています。
核家族化により周りとの人間関係が稀薄になり、”自分”という人間以外に信頼できる人との関係を
築く機会に個人差が出て、コミュニケーションを上手になれなくなってしまい、
悩みを誰かに打ち明ける機会や気軽に気持ちを吐き出す居場所がぐっと減ってしまったこと。
それゆえに、自分のテリトリー内にいる人以外で愛情を感じ取る機会が減り、
結果として他人が敵に結びつきやすくなったこと。

様々な問題が悪循環に交差しあって、どうしようもない”今”を作ってしまっているのではないか、
それは国民一人一人が意識して何かを働きかけないと、良い国にはならないのではないか、そんな風に思えてならないのです。

考えてみたら私は、生まれてから沢山の手、沢山の愛に触れながら育ってきました。
それは、家族だったり、友人だったり、地域の方だったり、街ですれ違った人にも。
今のご時世、オープンに、いろんな人を信じていいよ！とは言えないことがもどかしいけど、
私は、信じて、触れて、築くという作業を様々な場所でしながら成長してこれたと思います。
親からもらったバトンもあったし、自分で見つけたものもあったし。
それの繰り返しで、自分もまたバトンをつないでいくという作業。
全て私の今に繋がっています。

この先の未来に何を伝えて、何を残すかは、
今を生きる大人たちの課題なんだけど、今一度ね、
意識して自分の周りにいる人や、その枠を超えた先にいる人たちのことを
考えることが必要なんじゃないかなって思います。
まずは知るということから。
お互いが安心して、一緒に生きられる未来を残すためにね。

今日はそんな真面目なお話。
もっと楽しい記事を書きたかったのに！
せっかくこのように発信できる場所をいただいているので、
今強く思うことや皆さんと一緒に考えていきたいことを優先させて書かせていただきました。
では、また次回！

愛を込めて。
AYAKA FUKANO

AYAKA FUKANO(絵描き)   東京生まれ。思春期の多感な時期をドイツで過ごし、アートに初めて触れる。 幼い頃からの感受性の強さをアートにぶつけ、世の中に溢れても困らない愛を伝える。 instagram:ayahundred   HP:http://ayakafukano.com