Nstyleをご覧のみなさん。
こんにちは、AYAKA FUKANOです。
この度、コラムをまた継続して書かせていただくことになりました。
引き続き、自由気ままなコラムですが、どうぞ宜しくお願いいたします。

さて、継続第一弾ということで。
今日は私自身の話。

まだまだ30歳から2年しか経っていないので、30代ひよっこ組の私ですが。
もっともっと早くからこうしておけば良かった！って思うことがあるので、
もし、このコラムを読んでいる20代（もしくは10代？！）の方がいたら、
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

私が20代前半の時に、SNSのような文化がわーっと広がり出したんです。
それまでは、学校やアルバイト、会社の友人や家族との交流がメインだったのに、
簡単に知らない人の生活が覗けるようになり、自分と比べる対象の範囲が一気に広がりました。
同い年なのに自分より贅沢な遊び方をしているな、自分より良いもの持ってるな、
自分の彼氏よりかっこいい彼氏と付き合ってるな、自分より細いな、とか色々。

気づいたら、ネガティブなことばかり頭を巡って、自分てなんてさえないんだろうと思ったり。
画面の中の世界って一方的だから、相手の事もよく知らないのに、こちらでは色々想像してしまったり。
本当は、どんな人にもコンプレックスも、辛い過去も、きっと色々あるのに、目に見える世界だけで判断しがちになる。例えそこに『あなたは一人じゃないよ』って言葉が添えられていたとしても、嘘つけ！なんて牙をむき出しにしている自分もいたりするでしょう。気づいたらどんどん自分を見失っていくような感覚。

私って一体、誰にそう思われたいんだろう、何が正解なんだろうってぐるぐる考えてしまうことはないですか？
少し前のこと、私は大人になってから久しぶりにジブリ作品の【魔女の宅急便】を観たの。
何気なく流しながら観ていたら、主人公のキキが、しばらくお世話になるパン屋さんの奥さんで、
おそのさんって人がいるんだけど、彼女の笑い方に、幼い頃から憧れていたことを思い出した。
文字にすると、ガハハハって感じで、お上品ではないのだけど、私は、自分の幸せがそんな笑い方にあるような気がして、ずっと憧れていたんだって強く思いました。

それからは、自分という人間が幸せに思うことを、素直に実践するようにしています。
かわいいとか綺麗とか女性としてキラキラしたものに憧れたりもするし、もちろんそう思ってもらえたら幸せだなとも思うけど、小さい頃からのひょうきんキャラを今は全開にして、友人や新しくつながる人とも接しています。そしたらね、嘘みたいに自分のことを愛してくれて、自分も大事にできて、相手も大事にできる人間環境になったよ。アーティスト活動を続けている中で知り合った人たちや、一緒にお仕事をする人、みんなみんなが本当に愛のある人たちでいっぱいになった。そんな人たちの中で私は、おそのさんみたいな笑い方で、本当にたくさん笑っています。

いつも私は言うけど、みんなの人生の主役は、SNSで見てる誰かでも、憧れのモデルさんでも誰でもなく、
みなさん自身です。自分が自分として気持ちよく過ごせて、偽りなく、ありのままで生きる事。
その中で、自分を磨く事はとても大事だけど、あくまでも、自分の心が納得して喜ぶ自分でいてあげてください。

私がみんなの応援団になろーっと！
では今日も明日も楽しみましょう♪

LOVE,
AYAKA

AYAKA FUKANO(絵描き)   東京生まれ。思春期の多感な時期をドイツで過ごし、アートに初めて触れる。 幼い頃からの感受性の強さをアートにぶつけ、世の中に溢れても困らない愛を伝える。 instagram: HP:ayahundred