ケイペリティフ / A.A.バーデンホースト
【CAPERITIF Lot.3 / A.A.Badenhorst】

 
 
南アフリカの幻のリキュール。
 
 
それが今回のワイン。
 
 
いや、ワインではなく、ワインをベースに、南アフリカ独自のボタニカルを浸漬してつくられた、ヴェルモットです。
 
 
Cape（ケープ）とAperitif（アペリティフ）をあわせてケイペリティフ。
 
 
19世紀当時の著名なカクテルブックにもその名は登場し、
オリジナルカクテルも多く生み出されるほどに時代のスタンダードとなりました。
 
 
しかし、南アフリカを舞台に繰り広げられた、植民地獲得のための度重なる戦争の影響で、ケイペリティフのオリジナルレシピは失われてしまいます。
 
 
だれもがその存在を忘れ、歴史から姿を消し去ってからほぼ一世紀がたった2014年。
 
 
当時の文献を知るひとりのミクソロジスト（様々な素材の組み合わせによりオリジナルカクテルを作り出す人）が、ケイペリティフの復活を持ちかけたことで、止まっていた時計がまた動きだしたのです。
 
 
試行錯誤を繰り返し、造る毎に味わいは変化し、同じ物は二度と造れない。
 
 
すべてがクラフトのオンリーワンヴェルモット。それがこの新しいケイペリティフです。
 
 
時を超えて蘇った、唯一無二の味わいを、今日はどうして飲みほそう。
 
 
よければ少し、つきあいませんか？
 

 
 
 
 
 

大石 寿也 渋谷桜丘のレストランCUJORL / ワインブティックBouteilleのディレクター。 毎日レストランのフロアに立ちつつ、ワインを通したコミニケーションや人の繋がりを求め、様々な企画やイベントを提案しています。 – CUJORL – Bouteille

●コーナー名『Wine makes woman woman』
”ワインは女性を美しくする”