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美味しいコーヒー、教わりました!

post date:2012.11.28

豆NAKANO

JR千葉駅の改札から北口広場へと降りる階段の途中、ふんわりと鼻先をかすめる香り。香りをたどって線路沿いに歩くと、白い外壁が映えるおしゃれなコーヒー店が見えてくる。店頭で甘い香りを胸いっぱいに吸い込み、一呼吸おいてから引き戸を開けると、コーヒー豆を焙煎機にかけている店主の仲野慶さんが顔を上げた。

「こんにちは!」

「豆NAKANO」は、自家焙煎コーヒー店。5坪ほどの店内には焙煎ブースとカウンター席。一面がガラス張りで、おだやかな陽だまりが気持ちいい、まるで縁側のような雰囲気。

「淹れたてを一杯どうぞ」

差し出されたカップをありがたく受け取り、ひとくち口に含むと、温もりのある味わいがじんわり染みていく。
「美味しい?。仲野さんのコーヒーを飲むと、いつも幸せな気持ちになる!」とコーヒー好きの編集長は大絶賛。

「コーヒーってだいたい朝、目を覚ますために飲むことが多い気がするけど、豆NAKANOさんのコーヒーはちょっと違う。リラックスタイムに淹れて、ゆっくり飲みたいコーヒーって感じがする」
「朝って忙しいじゃないですか。子供を送り出して、仕事に出かけて。僕もそうだから、一日の終わりに落ち着ちつきたいなぁと思って、寝る前にコーヒーを飲むことが多いんです。もしかしたら個人的な好みも味に出ているかもしれませんが、ゆっくりできる場面にフィットする焙煎具合がいいなぁと。美味しいコーヒーを飲んでリラックスできるのって、必ずしもお店だけじゃない。というか、できれば自宅でゆっくりしたいですもんね」

▼仲野さんに教わった「自宅でおいしいコーヒーを淹れよう!」編はこちらから


そんな仲野さんの思いから、「豆NAKANO」ではカフェとしての利用だけでなく自家焙煎コーヒー豆の量り売りを行っている。
夕方以降、帰宅時に豆を買って帰るお客さんが圧倒的に多いというのも、「リラックスできるコーヒー」を求めているからかもしれない。
自家焙煎と聞くとちょっとお高いイメージもあるが、「豆NAKANO」では直火で丁寧にローストされたコーヒー豆がなんと100グラム500円から買えるというから驚きだ。

 「わざわざ東京まで出かけなくても、近所の方たちが近場で美味しい豆を買えるお店をつくりたかったんです。コーヒーの味の7、8割は豆の本来の味で決まると思うんですが、自宅で楽しむときに大切なのは、やっぱり鮮度。密閉容器で保存しても、美味しい香りってどんどん逃げてしまうんですよ。グラムあたり2000円くらいの高級な豆を買って長期間寝かせてしまうよりは、数日間で飲みきれる量を100グラムずつでも買っていただくほうが鮮度がいい分、美味しさは格別。コーヒー豆屋って八百屋さんみたいなところがあって」

ブラジルやメキシコから届いた生豆を、まずは丁寧に「ハンドピック」。
コーヒー豆も農作物の一種。
まれに小石やトウモロコシが混入していたり、産地からお店に届く過程で品質が落ちた豆なども当然混じっていたりするという。

仲野さんの厳しい目によって選ばれた豆だけが次のステップに移ることが許される。
軽く水洗いして、温めておいたロースターに投入。いよいよ焙煎が始まる。

豆NAKANO」で使われる焙煎機は、よくあるデジタル制御されたものではなく、直火式のシンプルな焙煎機。
直火にかけてじっくりと回しながら火をいれていく。気温、湿度や風の具合までに気を配りながら、その日のコンディションに合わせて火加減と時間を調節していくのだ。


 
 途中で豆の状態を何度もチェックしながら、火を入れること約25分。
パチパチと豆のはぜる音が聞こえてきたら、そろそろ焼きあがりの合図。
煎るのを止めるタイミングを見極めるのは、風味を決定する一番重要なポイントなんだそう。


 
 ザルにあけて慎重に冷ましていくと、照りが強くなり、美しい褐色のコーヒー豆が完成! と、思ったら仲野さんは焙煎後もチェックを怠らない。
色づきが悪い豆は、ここで再度ハンドピックで取り除かれる。
こうしてやっと、店頭に並べられる。
口当たりのよい軽い銘柄から重めの豆まで、日替わりで8種類を販売。
どれにしようかと迷ったお客さんが飲んで決められるように、店頭で飲めるドリップコーヒーの価格も300円と良心的。
「なにぶん手作業なので、想像していた味の着地点からズレることもありますが、かえっていい結果を生むことも多いです。なぜそうなったのか、『ズレ』がどこで生まれたのかを考えながら次に生かしていくんですよ。」

 実は仲野さん、このお店を始めるまではある有名なインテリアショップで働いていた。
そのショップに本格的なコーヒーカウンターが併設されていたこともあって、もともと好きだったコーヒーへの興味や知識が自然と膨らんでいったのだそう。
ショップ店員時代から仲野さんのコーヒーにはファンも多く、現在もワークショップの依頼のお声がかかり、
イベントへ出張してのケータリングサービスなど活動を広げている。

こだわりが詰まった「豆NAKANO」だが、ふとお店のオリジナルブレンドが無いことを不思議に思って聞いてみると、
「農園の人たちが手塩にかけて育てた思いを、そのままに味わっていただきたいから『うちのコーヒーは絶対にこのブレンドです』というのもおこがましい気がして。あとは、これとこれをブレンドしたら美味しいかな?って、お客さま自身がアレンジしたほうが絶対にコーヒーを楽しめると思うんです」
という答えが返ってきた。商売っ気のなさというか、仲野さんの実直さがひしひしと伝わってくる。

「うちのコーヒーを飲んでいただいて、家で自分が美味しいと思えるコーヒーを淹れてみよう、やってみようって思っていただくきっかけづくりになったら嬉しいなって思っています。ワインのように色々うんちくあっての楽しみもいいですけど、コーヒーのような日常の中で楽しんでいただく飲み物は、理屈ぬきに直感的に味わっていただいて、美味しいと思っていただくのが一番。ご近所のおじいちゃんおばあちゃんがふらっと立ち寄ってくださって、『美味しかったよ』ってまた買いに来てくれたりすると、本当に嬉しいんです」

 一日の終わりや週末のリラックスタイムを充実させてくれる、「豆NAKANO」コーヒー。皆さんも至福の一杯をぜひお試しあれ!

編集長のひとこと
とあるイベントでご紹介頂いて、翌週千葉のお店まで買いに行ったほど大好きな「豆NAKANO」のコーヒー。
今回仲野さんにコーヒーの色々と、入れ方もわかりやすく教えて頂いたことでコツをつかんだ私。毎朝のコーヒータイムがたまらなく楽しくなりました。「コーヒーが好きだけど豆からはちょっと。。。」という方も、是非一度動画を見て試してみてください!


豆NAKANO

2012年7月にオープンした、JR千葉駅そばの自家焙煎コーヒー専門店。豆は100gからオーダーでき、持ち帰り用だけでなくメール便でも購入が可能。
ミル用、ドリップ用などのリクエストにも応えてくれる。イベントやパーティへの出張サービスもあり。
焙煎実演、袋売り、卸販売なども相談可。
インテリアショップ店員をされていた仲野さんならではのエッセンスが散りばめられた、落ち着く店内での飲食もおすすめ。
近隣のブーランジェリーやお菓子作家さんから取り寄せているという日替わりスイーツ(入荷時刻は要問い合わせ)もご一緒にどうぞ。

住所 千葉市中央区弁天1-1-2 be-place1F JR側
HP  http://mamenakano.com/
電話番号 090-3546-2875
営業時間 9:00?19:00
定休日 不定休
(イベント出張時は休業の場合あり。HP掲載のスケジュール、もしくはお電話でお問い合わせ下さい)


大きな地図で見る

▼仲野さんに教わった「自宅でおいしいコーヒーを淹れよう!」編はこちらから


編集長

編集長【写真】

Noriko Hirose

航空会社の客室乗務員から、アルマーニ・ジャパンに入社、アパレルの世界へ。タレントのスタイリストをしながら、自ら企業広告のモデルを務めることも。現在は“女子力”を提案するライフスタイルプロデューサーとしてイベントや商品のプロデュースをはじめ、ファッション、ビューティー、ライフスタイル情報を雑誌・ブログ等で発信している。
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