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Vol.18 [ユーゴさん、浅村里紗さん]女性のHappyがみんなのHappyに繋がる!今私たちに出来る事は?

post date:2017.08.22

はじめてお会いしたのは、布製パッド(布ナプキン)ブランド『Pantyliners Organics♥』のイベント。そこで私は、世界では未だ妊娠や出産が原因で1日に約830人もの女性が命を落としている現実がある事を知りました。
キュート・ハッピー・ラブ・ピース!をテーマにオーガニックコットンの布製パッドブランド『Pantyliners Organics♥』を立上げ、女性の為の支援活動をされているユーゴさんと、物腰柔らかな才女で、発展途上国の女性の命と健康を守る活動をしている国際協力NGO『JOICFP(以下:ジョイセフ)』の事務次長、浅村里紗さんのお二人に、子育ての話や今に至るまでの話。活動を通して伝えていきたい事などについて伺いました。

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— 最初にお会いした会で、お二人のお嬢さんがそれぞれご自分が見て来たザンビアについて、皆さんの前で発表されていたのが印象的でした。
ちゃんとお母さまの姿を見て育って来られたんだなぁと。

ユーゴさん:リサさん家のお嬢さん達は素晴らしいの。この間の会で発表した結ちゃんと花は仲良しで。といっても、この間のザンビアが初めてだったんだけどね。ザンビアでは一軒家みたいなロッジにシェアハウスみたいにして4人で暮らしてたんだよね。

— ザンビアには何日くらいいたんですか?

ユーゴさん:リサさんは3週間くらい、私たちは2週間くらい。各自の部屋があって、ダブルベットで子供達と寝て、リビングがあって、料理をして・・・リサさんが何でもバターで(笑)

浅村里紗さん(以下:リサさん):何でも乳製品。バターが好きで、何でもバター焼きなの。

ユーゴさん:そうそう、だからバターで玉ねぎ焼く『玉ねぎ焼き』には、「バターに塩が入ってるから塩を振るなら食べる時に調整しなさい」とかね。うるさいの(笑)
でも、そのリサさんの玉ねぎ焼きが今や我が家の定番メニューになりつつあっったりして。楽しい共同生活でした。

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— そう言う日常生活のクセみたいなものもその時に把握されたくらい濃密な時間だったんですね。
ちなみにお二人はそのザンビアでの共同生活が初めての出逢いではないですよね?

ユーゴさん:初めてではないけど、元々ジョイセフのイベントとかで顔を見るくらいかな?リサさんは出張が多いから、あんまり接点はなかった。

リサさん:ユーゴさんは特にザンビアのプロジェクトを応援して下さっていて。私はずっと人材養成グループといって、開発途上国の母子保健・リプロダクティブヘルスに関わる方々を対象にワークショップとか研修を国内外で担当しているので、必要に応じてプロジェクトを実施している国にスポットで入る感じなんです。だからなかなか話す機会もザンビアでの共同生活まではなかったですね。

— リサさんはジョイセフに入られてどれくらいですか?

リサさん:もう30ウン年・・・
大学を出てすぐにジョイセフに飛び込んでるんです。

ユーゴさん:リサさんは小学生の時に南アフリカに住んでいらしたから。こんなにお上品ぽいんだけど・・・だいたいなんか裸足でその辺歩いてるんですよ(笑)

リサさん:上品じゃないよ〜!落としたもの拾って食べちゃったりとか・・・(笑)。
でも、まぁ、私が南アフリカにいたのはアパルトヘイトが一番凄かった時代ですね。だから、そこで見たものや体験したことが心に残っていてジョイセフの活動に共感して入った感じですね。

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— ユーゴさんは社会人になってから比較的早い段階で独立して事業を立ち上げられてますよね。早くにご結婚もされたそうですが、家族やパートナーの理解も必要だったのでは?

ユーゴさん:そりゃあ、色々ありましたよ。結局離婚もしてるし・・・。そこの話になると、なんか理想的な話じゃないからなぁ。

リサさん:でもほら、そこから原動力が生まれて来たりする訳でしょう?

— 読者の方の中にも離婚している方はいらっしゃると思いますし、仕事をしながら結婚生活を続けていく事も大変だったりしますよね。離婚したとして、じゃぁ終わってしまってから、どんな風に立ち上がられたのか、凄く興味のある所だと思います。

リサさん:そう!そして二人のお嬢さんがそれぞれに凄くナチュラルに素敵に育っていらして・・・ね。子育ての面でも色々と乗り越えて来られたんですよね。

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ユーゴさん:離婚したのが3年前で、結局17年間一緒にいたの。実は価値観が合わなくてずっと離婚したかったんだけど、10年くらい経つとね、もうしょうがないかなぁ〜なんて思いながら一緒にいて。でも、6年前に一度、娘2人と猫2匹を連れて家を出たの。
その時はやり直せるかもしれないと一度は戻ったけど、やっぱり人ってそんなに変われるものじゃない。でも、その3年で自分の反省すべき点も改めたり、全部やりきったって納得できたから思い切って「じゃあ!」って離婚した。
一人暮らし用のアパートで母子3人、猫2匹で再出発。
でね、その時3人とも相当荒れてたから(笑)お金使っちゃおう!って、春休みにロスに行ったんだよね。格安の航空券探して、AirBnBで水知らぬ人のお家にホームステイして、お姉ちゃんはダンス学校に通って。
なんかクセになっていた刺々しい空気感や言い回しが嫌で。サッパリしたかったんだよね。ロス行って気分変えようって。
そしたら、その時の帰りの飛行機で何気なく見た映画がアフリカの映画で、「そう言えば私、アフリカ行きたかったんだ!」ってなって。
以前誘ってもらっていた事を思い出して、帰国してすぐにジョイセフの方に「アフリカ行きたいです!」って連絡したの。

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リサさん:それが何年前だっけ?

ユーゴさん:ちょうど2年前の8月。アフリカに行って、帰国の前日にその時の事務局長さんの鈴木良一さんを捕まえて、「最後に少しだけ質問良いですか?」から始まって・・・
結局5時間以上色んな相談したの。
ずっと布ナプキンを広げたくて続けてきたけれど、もうそれまでのスタイルでは限界だったから辞めようと思っていて。発展途上国の人が一番困っている「水」の事とか、何か役に立ちたいのに・・・あたしは一体何したら良いんだろう?って。
そしたら鈴木さんが「ユーゴを見てると僕の大好きなジョイセフや世界最大規模のNGO IPPF(国際家族計画連盟)を立ち上げた加藤シヅエさんを思い出す。」って言いながら、彼女の場合はこういう形で世界中に仲間を増やしていったんだよ、と色んな事を教えてくれて、私がやりたいことの荒筋を全部立ててくれて・・・
それが今のPantyliners Organics♥ に至る訳ですよ。

— Pantyliners Organics♥ をつくる原動力みたいなのって、その時に生まれたんですね。

ユーゴさん:そうそうそう。ずっと色々考えてはいたんだけど、頭の中で整理出来てなかったの。ジョイセフとは15年前に当時の事務局長の石井澄江さんに途上国の月経事情について取材させていただい時からのお付合いで、自分の活動においても何か女性として繋がることができないかずっと課題にあったから、2年前実際にザンビアに行ってみて益々何か形にしたいって思って、最終日の夜に「今しかチャンスはない!」と鈴木さんに思いの丈を全部ぶつけた事が今回ようやく形となったの。だからPantyliners Organics♥ はジョイセフありきなんですよ。
リサさんは現場の教育を担当されているから、リサさんにも色々教えて貰ったりして。

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— リサさんもジョイセフの活動を通して、かなりお家を空けられる事も多かったと思いますが、お子さんや家庭間のピンチみたいなものってありましたか?

リサさん:やはり子供が小さい時に出張すると直前に具合が悪くなることがあって、そういう時はやっぱり苦しい。あと、行ってる間に発熱したとか・・・。まぁ基本的には夫が子供達をみててくれて、母と夫の母のサポートも得ながら本当に感謝ですね。出張先にはよっぽどのことがない限り細かいことは連絡入って来ないんですけど、後で聞いて「あぁ、悪かったなぁ」って思いましたね。
それから、保育園!なかなか入れなくて、覚えられちゃうくらいしつこく市役所に電話しまくって「早く入れてくださ〜い!」って。しかも、姉妹バラバラの保育園になってしまって・・・お迎えとか、本当に大変でした。
それでも、上司が大変理解のある人だったので時短にしてもらったりとか、色々と助けてもらいました。もう本当に有り難くって。だから私はそれを次の世代に返していかなくちゃと思ってます。

— 発展途上の国に行くと、生活環境など日本と全然違う景色が待っていると思いますが、そのことについてお嬢さん達と何か話したりしますか?

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リサさん:あまり私は家で「あーだったの、こーだったの」って、事細かに話さない方だと思うんです。ほんとはもっと伝えた方が良いのかも知れませんが。
でも、三女はザンビアに一緒に行きたい!と自分から言い出したりして。
一番上の子は社会学を勉強したりして、次女は臨床心理士になりたいと言って心理学を勉強しているし・・・だから何かしら影響は受けていて、それぞれに関心があって、個性があって、それぞれの道を歩んでいるなと思います。
ユーゴさんのお嬢さん達2人もそう。多分共通して言えるのは、「こうした方が良いよ。あーした方が良いよ。」って強く言ってないところなんじゃないかな?

ユーゴさん:どうかな?あたしは言ってるかも。
「もっとちゃんとやれ〜」みたいなことは。惰性でやるのは違う。「やるんだったらちゃんとやろう!本気でやった方が絶対楽しいよ!」って。
「じゃないと私はお金出さないよ」って。それはずっと伝え続けてる。

リサさん:それは大事ですね。

— 比較的小さい頃からボランティア活動にお嬢さん達を連れて行ったりしていましたか?

ユーゴさん:はい、うちは比較的早いうちから。休日は連れて行く時も多かったので、必然的に手伝わせてましたね。
なので「あれ?スタッフよりうちの子の方がイベント用のテーブル畳むのが早いわ」くらいになったりしてね。(笑)

リサさん:うちは小さい頃は一切なかったですね。でも、大きくなってからはグローバルフェスタにジョイセフが参加する時に手伝ったりとか。ただそれも、私から「来て手伝え」とは言わない。来たいというならウエルカムって言う感じです。他に色々と行っているみたいです。家で話を聞くことも。

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— これからお二人が成し遂げたいプランのようなものはありますか?

ユーゴさん:私はPantyliners Organics♥ で世界征服ですよ。(笑)
だからパッケージとか、全部に英語を付けてるんです。極端なことを言えば、レディーガガに使い捨ててもらって、広めてもらいたいぐらい!(笑)でも、ほんと、お金を持っている人達にどんどん使って頂いて、売り上げたお金で発展途上地域に水のタンクを作りたい。
私は途上国を裕福にしたいとかは思っていなくて。
だってあちらの方が精神的には裕福な気がするから。元気だし!
でもね、昨日まで元気だった人が感染症で急に死んじゃう。それが悲しい。そういうのにお金が回ったら良いなって!
あとは、東日本大震災のときもジョイセフを通じて助産院に布製パッドを届けたんだけど、普段から布製パッドを使ってるとそう言う災害の時でも生理用品が手に入るのを待たずに、ハンカチやタオルで代用出来たりするしね。

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— 実は私も使わせて頂きましたが、本当に生理中の嫌な感じが一切ないのに感動しました。その後、オーガニックの使い捨てナプキンも使ってみたのですが、やっぱり違う。

ユーゴさん:ね。違うでしょ?女性の大切な部分が健康だと、皆がハッピーになれますからね!性生活だってよくなるし、かぶれていると免疫力が下がることもあるし。痒くて痛ければ気分も乗らないし、人に優しくも出来なくなるし。

— 同感です。私も『Nstyle』を始めたのは、女性が心身ともに元気で綺麗になることが最終的には皆を幸せにすることだと思っていて、そのきっかけ作りになればと。

リサさん:ジョイセフ の原点と通じるものが!女性が心身ともに元気で綺麗でいるためには「知る」ことと「自分で行動を起こすこと」が大前提。どの国に住んでいても重要ですよね。ワークショップをやっていて「エ~知らなかった!」という現場に出会えると本当にやりがいがあります。

ジョイセフの女性の命と健康を守る活動を通して、もっと途上国の地域と日本の地域がつながって共感しあえるといいなと思っています。途上国では「命を救うからより良い人生へ」です。途上国のコミュニティーと日本のコミュニティーがもっとつながれるといいな~。

- ところで、お二人をみているといつも生き生きされていてとても素敵なのですが、何か秘訣があれば是非教えて下さい。

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ユーゴさん:リサさんとかジョイセフチームの方達とか、本当に楽しいし、
あたしの周りにいる人って元気で素敵な方達ばっかりだから幸せだなぁって!そう言う人達と触れ合ってると、相乗効果みたいな。こっちまで元気になるんだよね。

リサさん:私はほんとボロボロで、そう言う質問されると困っちゃうんだけど。(笑)
でも今まで30数年間ジョイセフを続けてこれたのは、子供の時に見聞きしたってことは多分原点にあって、あとは、昔日本がどういうところを通って母子の健康が改善して来たかを途上国の方々と一緒に考えることかな。日々新しく仕事の中で知る機会を頂いて有り難いと思ってます。また、得た学びやスキルを活かせることも元気の素かも!一方で、日本でも女性の健康に関してまだ多くの課題があって、日本の中だけで暮らしていると気が付かず、知らないことがいっぱいあって、そう言うことを押しつけではない形で、しっかりと伝えていけたらと思っています。
どこの国に住んでいても自分の身体と向き合って、自分の身体はどういう状態なのか耳を傾けて気付くことって、良い人生を歩む上で非常に重要で。
これ使って心地良いとか、やっぱりこうしたいとか。自分で行動を起こしてより良いものを使うとか。やっぱりそれは知識がないと出来ないから。途上国だけではなく、そう言うことを国内でも伝えていけると良いなと思うんです。

ユーゴさん:で、途上国の女性のことも知って頂けると。今や自分の国の中だけでは暮らしてないじゃないですか。今私たちが生きている中で食べているものだって他の国と全部繋がっている訳だから。

 

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【インタビューを終えて】
一本筋の通った何かを感じたとき、人はその人に惹かれていくように思います。
今回インタビューさせて頂いたユーゴさんとリサさんには会ったその瞬間から「一本筋の通った何か」を感じました。その「何かの」の正体を知りたくて私はインタビューを申し込んだのかも知れません。お話の端々から感じる相手への思いやりと愛情。「人の為に動ける人は、強くて優しくて美しい」という事を目の当たりにしたとても素敵な時間でした。—廣瀬

読者の皆さまに、お二人から一言!

(撮影:山本会里/取材・文:廣瀬規子)

編集長

編集長【写真】

Noriko Hirose

航空会社の客室乗務員から、アルマーニ・ジャパンに入社、アパレルの世界へ。タレントのスタイリストをしながら、自ら企業広告のモデルを務めることも。現在は“女子力”を提案するライフスタイルプロデューサーとしてイベントや商品のプロデュースをはじめ、ファッション、ビューティー、ライフスタイル情報を雑誌・ブログ等で発信している。
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