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Vol.5 [魚住りえさん] “笑顔”で話すだけで自然と印象美人になれるんです

post date:2013.09.02

ゲスト:フリーアナウンサー 魚住りえさん

1995年に日本テレビに入社。アナウンサーとして情報番組やバラエティ番組で活躍し、2004年フリーに転身。『ソロモン流』(テレビ東京)をはじめとする心に響くナレーションが評判に。
“話す”ことを生業としている魚住さんが、40才を機にはじめたのがスピーチレッスン。
はじめたきっかけから女性としての生き方がみえてきました。

廣瀬編集長(以下、廣瀬)
私自身、普段から人前で話すことが多いのですが、なかなか上手に話せなくて。
りえさんのスピーチレッスンを体験してみて、すっとそのコツが入ってきて短時間でしたが上達した気がしています(笑)。
そもそも、なぜ、話し方の教室をはじめようと思ったのですか?

魚住さん
35才を過ぎたくらいから、自分の生き方を見つめ直していました。
このままで40代を迎えていいのだろうかと自問自答を繰り返しました。
39才の誕生日を迎えるころには、その気持ちはより強くなっていたんです。
当時はまだパートナーがおりませんでしたので、結婚に対する焦りかな?と思ったけれど、どうやら違うことに気がつきました。
それよりも、私の仕事は「直接、人様の役に立っているのだろうか」と考えるようになっていったんです。

廣瀬
りえさんの声を聴いていると癒される人も多いと思うけれど……。

魚住さん
ありがとうございます。
テレビを通じて私の声が誰かを励ましたり、癒したりしていると思うと、とても嬉しいです。
実際そういうお言葉をいただけると、感激します。
もちろん、ナレーションのお仕事も大好きですし、やりがいも感じています。これからもずっと続けていきたいと思える私のライフワークです。
でも、直接、もっと皆様のお役に立てることはないか、とも考えるようになったんです。

39才からの1年間は、それは一体なんだろう、自分に何ができるのかと、模索しつづけていましたね。
40才は人生の折り返し地点だと思って生きてきましたので。

廣瀬
誰かの役に立てるものがスピーチレッスンだったんですね。

魚住さん
はい。
自分に出来ることは何かと模索しているときに、偶然、イメージコンサルタントをしている同年代の女性と知り合いました。
彼女はN.Y.で仕事をしていて、「アジアの人は、ビジネスシーンでの服装やスピーチがイマイチ……」と仰いました。
アメリカではファッションでイメージアップを図るだけでなく、ボイストレーニングも必ず行うと聞いて、「これだ!」と思いました。
これなら、私でも役にたてるかも!と思ったんです。
まだスタートしたばかりですが、レッスンを受けた方が徐々に上手になっていくのを見ると本当に嬉しくなります!

廣瀬
体験レッスンでも感じましたし、今もお話をうかがっていてそうなのですが、りえさんの話しってすーっと引き込まれていきますよね。
魚住式の話し方のポイントをぜひNstyleの読者にも教えていただけませんか?

魚住さん
まずは、笑顔で話されてみてはいかがでしょうか。
笑顔になると自然と口角も上がって、口が横に広がるのがわかると思います。
そうすると声の質もやわらかくなって、女性らしい可愛らしい印象になりますよ。
笑顔の女性は可愛らしく見えますし、相手も思わず笑顔になるんです。

さらに、顔の筋肉も使いますから、ほうれい線予防にも役立つ!
もう一つ挙げるならば、お腹から声を出すようにすること。
腹式呼吸をすることで、緊張もやわらぎますよ。

廣瀬
確かに、相手が笑顔で話しているとこちらまでつられて笑顔になりますよね!
りえさんは聞き上手でもあるなと思うのですが、会話上手になれるコツがあれば教えてください。

魚住さん
アナウンサーになりたての頃は「あなたは自分で話しすぎ。相手にも話しをさせなさい」と、よく怒られたんです(笑)。
その時に身につけたのが「Yes,Noで答えられる質問はしない」ということでしょうか。
取材相手のことは事前に調べてわかっている情報が多いのですが、あえて知らないふりをして、答えを誘導するような質問を投げかける、これが大切だと思います。
たとえば、相手の好きなフルーツがりんごと知っていても「フルーツがお好きと聞いたのですが……」と聞いてみるとか……。

廣瀬
なるほど!勉強になります(笑)。
少し話が戻りますが……。
40才という折り返しを迎えるときは結婚よりも仕事を選んだわけですが、その年にご結婚されましたよね。旦那さんとはどんな出会いだったのですか?

魚住さん
最初は仲の良い友人でした。
こういうスピーチレッスンをはじめるのだけれど、どう思う?と色々と相談に乗ってもらったりしているうちに……という感じでしょうか。
彼は私よりも聞き上手なんですよ。
男性には珍しいタイプかも(笑)。

廣瀬
焦って探している時よりも、ふとしたときに出会いってあるものですね。
新しいことに向かってがんばっている姿がキラキラ輝いていて、縁を引き寄せたのかもしれませんね。
女性にとって仕事と家庭の両立って難しい問題だと思うのですが、どうされているんですか?

魚住さん
無理をせず、自然体でいることでしょうか。
家事は手が空いているほうがするようにする、くらいのことで特にルールもありません。
お互いのことを思いやりながら、を最優先にしています。お互いに完璧な人間ではありませんから……。
でも、夫の方が私への思いやりは深いかもしれません。
彼の人柄の良さ、彼の温かさに魅かれましたから。

廣瀬
新しい仕事をはじめて結婚もして。
いい人生の折り返しだったと思いますが、この先のことって考えていますか?

魚住さん
まずは、毎日を悔いなく懸命に生きるように心がけています。
その積み重ねの先に未来がある、と思っていますから。
先のことばかり考えていると、今の自分を必要以上に責めてしまいかねませんし。
「両手いっぱいに荷物を抱えては歩けない」というのが、私の信条。

その人にあった荷物の大きさがあるし、似合うバッグの種類もある。
持てる荷物の量は人それぞれなのかなと……。だから、周りと比べることはしなくて大丈夫。
それに、あれもこれも持とうとすると肩はこるし、歩くのも大変で、転んでケガをしてしまうこともあるかも。
無理せず、ひとつ増えたら、どれかを一度手放す勇気も必要と考えています。

廣瀬
自分が好きなもの、似合うものって年令を重ねるとわかってきますしね。
持てるだけの物を持つというシンプルな生き方、わかりやすくて素敵です!
今日はありがとうございました!
では、最後にNstyle読者にひと言お願いします!


魚住式スピーチメソッド
フリーアナウンサー魚住りえさんによる自身の体験とアナウンス技術を凝縮したワンランク上のスピーチレッスン、本年10月1日より全6回(週1回)のスクールとして開講。
詳細はこちらから

撮影/カツヲ 取材・文/岩淵美樹
撮影場所 Cast78

Noriko Hirose

編集長【写真】

Nstyle主宰。航空会社の客室乗務員から、アルマーニ・ジャパンに入社、アパレルの世界へ。その後、タレントのスタイリストとして活動。現在は“女子力”を提案するスタイルプロデューサーとしてイベントや商品のプロデュース、ファッションブランドコンサルティングをはじめ、ファッション、ビューティー、ライフスタイル情報を雑誌・ラジオ等で発信している。
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