大人女性のためのラグジュアリーホテル活用術。
4回目となる今回は、この季節にぴったりな極上のリゾートホテル、「ヒルトン小田原リゾート＆スパ」をご紹介します。
相模湾を臨む美しいオーシャン・ビューと、山々に抱かれた緑あふれる別世界へは、都心からわずか60分ほど！
そんな夢のようなリゾートへ、めまぐるしい日常をリセットしに、編集長が訪れました。

2015年の3月末に改装を終え、コテージを除く全客室が新しく生まれ変わったこちらのホテルは、
なんと世界的権威のある「ワールド・トラベルアワード」において、「ジャパン・リーディング・リゾート賞」を受賞したという、
本格的なリゾート・ステイが楽しめるとお墨付きのホテルなんです。

まず目を引くのが、雄大な自然に囲まれた絶好のロケーション！
約73，000坪もの緑豊かな広大な敷地と、標高183メートルの高台からのぞむ相模湾の絶景が、ゲストを出迎えてくれます。
車から降り立った瞬間、都会とは空気が違うのが分かります。
マイナスイオンたっぷりの芳しい山々の空気を吸い込んだら、さぁ素敵なリゾート・ステイの始まり！

個性あふれる宿泊プランが用意されているのも、このホテルの特徴の一つ。
今回はリニューアルを記念した新・宿泊プランから、
女子旅にふさわしい【月の力で美しく「ムーンビューティ・プラス」（エステ、ヨカ?、朝食付き）】 プランを体験しました。
ホテルご自慢の、相模湾に浮かぶ幻想的な月にインスパイアされ、月の満ち欠けと美に着目したという、なんとも神秘的なプランです。
大自然に包まれた「ヒルトン小田原リゾート＆スパ」で、心地よいひと時が過ごせそうですね。

案内されたのは、こちらのお部屋。
全173室すべてオーシャン・ビューなうえに、リニューアル後はそこかしこに城下町・小田原と、日本の風情を感じられる企みが。
壁に描かれた“クロマツ”や、小田原提灯を模したルームライト、簾をイメージした不織布の窓のスクリーンなど、
和テイスト香るインテリアが、大人好みの落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
江戸時代に高貴な色とされた紫を取り入れた、ブルーパープルのヘッドボードも、
モダンなムードでポイント高いですね。

リゾート気分を盛り上げてくれる、窓からの眺望はこちらです！
あいにくの曇空でしたが、雄大な大自然の緑と心地良いそよ風に、ここが日本であることを忘れてしまいそう。

「ムーンビューティ・プラス」の宿泊プランには、リラックス効果を高めてくれる、
歴史あるドイツの紅茶メーカー、ロンネフェルトのお茶のギフトが用意されていました！
紅茶のほか、バラの花弁の入った中国緑茶や、生姜入りのカモミールティなど、
バラエティに富んだ5種類はどれも香り豊かで味わい深い！
1日の中で気分に合わせて楽しみたいですね。

そして、月の満ち欠けがひと目で分かる、ムーンカレンダーが置かれていました！
訪れた日は下弦の月のタイミングで、デトックスにぴったりなタームなんだそう。

早速ビューティ・プランの一つであるエステを体験しに、エステティックサロン「アクアボーテスパ」へ。
「ムーンサイクルトリートメント」から、30分のフェイシャルコースが受けられます。

月の満ち欠けによってお肌の質も変化する、という考えによると、
下弦の月である本日は、身体から余分なものを排出する、デトックスに適した時間帯なのだとか。

プロフェショナル・スキンケアの最高峰、フランスはソティス社の製品で、まずはディープクレジングを。
その後、5種類のアロマからお気に入りのものをチョイスしたオイルで、
リラックス効果の高いトリートメントで仕上げます。
編集長が選んだのは、リフレッシュを目指した、ローズマリー＆グレープフルーツのアロマでした。

ゆったりとした空間で、リゾートにふさわしい至福の時間を過ごせたようで、編集長もご機嫌♡

さて、本日のディナーは？
「ムーンビューティ・プラス」プランには、夕食はついていないのですが、
今回は特別に、リニューアルオープンしたメインダイニング「フローラ」にて、初夏のフレンチコースをいただくことに。
こちらの空間も小田原の漆をイメージした朱色を巧みに効かせていたり、寄木をモチーフにしたタイルを使用したりと、
コンテンポラリーでありながら、どこか和の趣を感じさせる雰囲気が、大人のリゾートにぴったり！

片山和彦 総料理長による、見た目にも涼やかで美しいコースを、白ワインとともに堪能しました。
特に編集長が絶賛したのが、「太刀魚と帆立貝のトルネード　冬瓜の柔らか煮と烏賊塩辛バターソース」。
まるでアンチョビのように使用された烏賊の塩辛のバターソースが美味しかったそうで、
淡白な味の太刀魚との相性がぴったり！とのこと。今宵もお酒がすすみました（笑）。

こちらのダイニングのディナーは、洋コースのほか、和食会席やブッフェスタイルでも楽しめるそう。

素敵なディナーの余韻をもう少し味わいたくて……。
1階の「ザ・ロビーラウンジ」で、ワインとタパスで乾杯。大人の夜はこうでなくっちゃ！

翌朝の朝食は、メインダイニング「フローラ」のブッフェスタイル。
ガーデンテラスにほど近いテーブル席なら、昨夜のディナーとはまた違った雰囲気が楽しめます。

そしてこちらの醍醐味は、地元、小田原近郊の農家から届くという、
新鮮で種類も豊富な、朝取れ野菜の数々！！
ドレッシングなしでも十分なほど、そのままいただくサラダが美味しいのです。

他にも、スムージーや、自分好みにアレンジできる、ミューズリー（シリアル食品の一種）など、
女性に嬉しいメニューが目白押し。
もちろん、ごはん党には和食メニューも完備！ かまぼこや干物など小田原らしい食材も揃っていました。

焼きたてのパンのほか、ヨーグルトやフルーツのラインナップも多彩なので、朝から食べ過ぎてしまいそうですね。

「ムーンビューティ・プラス」プランには、アクティビティもついているんです！
この日は、ヨガのクラスを体験することに。

教えて下さったのは、ホテルのレジャー部に所属する、笑顔が素敵な藤岡和歌子さん。
初心者でも簡単な、リラックスヨガだったのですが、
意外にもヨガ初体験の編集長、最初はちょっぴり苦戦した様子……。
先生の指導のおかげで、後半はすっかり楽しくなってきたようで、今後も続けたい！と意気込んでいました。
編集長のウェアはmizunoの＋meで、張り切って揃えたお気に入りです。

さて、今回のリゾート・ステイの感想を編集長に聞いてみると……
「都内から車で1時間ちょっとの距離なのに、目の前に青い海と緑が広がる、別世界に来られて感動！
仕事やプライベートで煮詰まった時に、気軽にリフレッシュしに訪れたいと思いました。
時間が許すなら、2、3泊ほどゆっくりして、何もしない贅沢な時間を過ごすのもおすすめ。
ひとりでも楽しめるのですが、普段はなかなか海外や長期の旅行が叶わない友人と、
こちらのホテルで待ち合わせて、ゆっくりとした女子旅を満喫するのも素敵ですね」。

まだ夏のバケーションを楽しめていない！という皆さん、
「ヒルトン小田原リゾート＆スパ」で、少し遅めの夏休みはいかが？

ホテルで観たい！編集長おすすめDVD

毎回、編集長が各ホテルで鑑賞するのにうってつけのDVDをご紹介するミニ企画。
今回の「ヒルトン小田原リゾート＆スパ」のお部屋で観たい作品は？

『マリリン7日間の恋』
「かの有名なハリウッド・アイコン、マリリン・モンローが、映画の撮影で訪れたイギリスの地で、制作スタッフと恋に落ちるというラブストーリー。
劇中で、ウィンザー城へ出かけた二人が、まるで少年少女のように、自然あふれる森の中で戯れるという、とてもフレッシュでロマンティックなシーンがあるのですが、
お部屋の窓から見える庭園や海をみていたら、ふと、そのシーンが甦ってきました。夏の終わりに大自然の中で、爽やかなロマンティシズムに酔いしれてみては？」
 
 

（撮影／山本会里　　文／村田理江）