1. HOME » 
  2. AYAKA » 
  3. 【連載:THE DAY】vol.88-BACK IN TIMES

【連載:THE DAY】vol.88-BACK IN TIMES

post date:2020.05.19

Nstyleをご覧の皆さん、こんにちは。
AYAKAです。

 

5月も2週目に入り、このまま家で過ごしながら
梅雨も夏も過ぎてゆくのかなと思うと、少し切ない気もしますね。

今まで肌に直接感じてきた季節の変化が
これほどにも遠く感じるのは生まれて初めてかもしれません。
でも、これほどにもそれを恋しいと思うのも、初めてかもしれません。

n2

今日は恋しいという気持ちについてのお話です。
この自粛期間、不安や焦りの山はところどころで訪れています。
仕事大丈夫かなぁ、とか、この先どうなるのかなぁ、とか。
でも、そんな急にくる不安を除けば、
とても有意義な時間を過ごせているとも言えるでしょう。

 

どのように有意義かというと、
本来なら、中学生になり親の手から離れ始めるであろう息子と、
今まで以上に濃密な時間を過ごせたり、
仕事のあり方を、いつもとは違う視点から見つめ直すことができたり、
何より多くの時間を、勉強のために使えています。
人生の勉強、人生の復習、そして、予習。

n1

その中で、毎日鏡に映る自分を見ては、思うことがあります。
それは、年齢を重ねているんだなぁ、ということ。
シワだったり、表情だったり、合わなくなった化粧だったり。
人間、みな年齢を重ね、年をとります。
そして、年月を重ねるほどに、恋しいと思うものが増えていく気がします。
恋しさと共に生きている気がします。

 

人も、街も、流行りの物も、みんな年をとっては、
形を変え、姿を変え、生きていくのです。
そして今回のこのコロナによって、この先私たちは、
みんな一緒に、その恋しいを共有する日がくるのだと思います。

 

そんな時、恋しいという思いは、人を悲しくもさせますが、
同時に、ありがとうという感謝の気持ちも教えてくれます。

 

そんな恋しさを背負って生きていくのは、
時にとっても悲しくて切なくて、いたたまれなくなることもありますが、
私はその恋しい思いをするたびに、
すごく暖かい何かが、ぐっと前に押してくれている気がするのです。
背中をぐっと。

 

だからね、
年を重ねる日々に感謝して、愛し合って、
生きましょうってこと。

AYAKA
 

 

 

 

 

 

 
 

 

 
 
 

Ayaka_01


AYAKA FUKANO(絵描き)


 
東京生まれ。思春期の多感な時期をドイツで過ごし、アートに初めて触れる。

幼い頃からの感受性の強さをアートにぶつけ、世の中に溢れても困らない愛を伝える。

instagram:ayahundred
 
HP:http://ayakafukano.com
 
 
 
 


Noriko Hirose

編集長【写真】

Nstyle主宰。航空会社の客室乗務員から、アルマーニ・ジャパンに入社、アパレルの世界へ。その後、タレントのスタイリストとして活動。現在は“女子力”を提案するスタイルプロデューサーとしてイベントや商品のプロデュース、ファッションブランドコンサルティングをはじめ、ファッション、ビューティー、ライフスタイル情報を雑誌・ラジオ等で発信している。
メディア掲載情報はこちら

BLOG

Noriko Hirose Official Blog

Loading...

CATEGORY

  • Fashion
  • Life Style
  • Beauty
  • Travel
  • Interview
  • Shop
  • facebook
  • twitter
  • Ameba

Page Top

大人の女子力アップを応援するNstyle [エヌスタイル] は、「ファッション」「ライフスタイル」「美容」「旅行」などの情報を、魅力的な自分スタイル作りを目指す皆様にお届けするWebマガジンです。
各専門分野で活躍中のコラムニストによるコラムの連載や、主宰者でありスタイルプロデューサーでもある廣瀬規子が直接体験、経験した生の情報を写真と共に提供していきます。
少しでも皆様の魅力的な自分のスタイルを作るきっかけになれば幸いです。