Nstyleをご覧のみなさん、こんにちは。

さて、コロナウィルスが世界中で混乱を巻き起こして早数週間。
自宅で過ごすことを余儀なくされている方々も、日々変わらずお仕事に出かけている方々も、
ここ最近の暗いニュースばかりで、入ってくる情報以上に気持ちの方が滅入ってしまっているのではないでしょうか。

私は、人生で起こる悲しい出来事や、苦しい時期を乗り越える時は、自分の中でひたすら耐えたり、
友人にぶちまけたり、家族の胸を借りてみたりと、それはそれは乗り越えるために毎日を必死に過ごすのですが、
その中で、少しずつ前を向けるようになった時に、何かしらの意味が必ずあって、この時がきてるのだと考えるようにしています。

今で言えば、新型ウィルスによってこのような窮地の状況になり、
改めて予防を習慣化することの大切さや、困難の中で支え合うことの大切さ、
命を削る思いで最前線で戦ってくださっている医療従事者の方々のこと、
そして急に訪れた息子と過ごす24時間。
そんなことを学ばせてもらったり、噛み締めたりする時間でもあるのかな、と。

災害や戦争などでもそうなのですが、多くの方が犠牲になる中で、
そんな尊い命の、その先の未来をどう生きるかできっと見えてくるものも大きく違うのではないか、と思うのです。

ここは少し耐えなくてはいけない時ですが、多くの命のもとに、今私たちは学ばせてもらい、
よりよい未来を築く努力を残された私たちがしていくことを、決して忘れてはならないと思います。
誰かがいつかやってくれるのを待つのではなく、まず自分から誰かに手を差し伸べようとすること。

みんなが苦しむこんな時だからこそ、しっかりとそれぞれが意識していくことが大切だと思います。

とっても堅苦しい文章になってしまいましたが、以上が私が何度でも伝えたいこと。

そして少し明るいお話をするとすれば、そろそろ日本のあちこちで桜の花が咲き始める頃ですね。
今年は自粛ムードで毎年恒例のお花見なんかは難しそうですが、こんな時代を耐え抜いた先に、
来年でも再来年でも、きっともっと強く美しい桜たちに出会えることでしょう。
その時、自分の心から、健康でいられることや、楽しい時間に感謝ができて初めて、
今の苦しい時期に私たちは勝ったんだと言えると思います。

みなさんで、心一つに。
愛を込めて、
AYAKA

AYAKA FUKANO(絵描き)   東京生まれ。思春期の多感な時期をドイツで過ごし、アートに初めて触れる。 幼い頃からの感受性の強さをアートにぶつけ、世の中に溢れても困らない愛を伝える。 instagram:ayahundred   HP:http://ayakafukano.com