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【連載:THE DAY】vol.50-MAMA LOVES YOU

post date:2018.10.15

皆さん、こんにちは。
じわじわと寒さがやってきて、そろそろ衣替えしても大丈夫かな、
と思っていると、日中は夏のように暑い日があったり。
相変わらず天気に転がされています。

 

さて今日は「子育て」について自分のことを話してみようかと思います。

 

私には現在小学校5年生の息子がいます。
反抗期にはまだ早いものの、何を言ってもツンとした態度で返事をすることが増え、
親子ゲンカも絶えない日々が続いています。
彼の気持ちになって考えてみようとか、今日は怒らずに過ごしてみようとか、
もうほっておこうとか。色々なアプローチで彼と向き合うものの。
私の血が入っていても実際は違う人間。なかなか思うようにはいきません(笑)

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育児の本は、本当に沢山あって、それぞれが違うこと言っている気がします。
右に行けと言われたり、やっぱり左でしょ!って言われたり。いや、なんだかんだでやっぱり右だわって。
それもそのはず。同じような遺伝子を持って、同じような環境でなんて一人としてないはずですからね。
同じ屋根の下に育った兄弟だってそれぞれ性格も好きなことも苦手なことも違いますもんね。
だから、あまり読みません。

 

息子がまだ小さな時は、歩くのみんなより遅いのかな?離乳食あまり食べないけど大丈夫かな?とか。
だいたいどれくらいのことができれば”一般的”なのか、周りと比べる必要なんてないのに気になってしまって。
本で調べたり、検診の時に待合室で他のお母さんと話して、あぁ、みんなこんなもんなのねって安心していました。
今思うと、”みんなちがってみんないい”という自分が良しとする考え方からはだいぶズレた行動で恥ずかしい。

 

でも当時は、周りから見たら若くて派手で世間のせの字も知らなそうな小娘。
どこかで”準備が万全ではないまま始まった子育て”に焦りもあって、
周りからの目が厳しいものだということを常に意識しなきゃ。って自分を追い詰めていたところがあって、
常にいっぱいいっぱいの状態の中で子育てをしていました。本当に当時は周りの人の支えがなきゃ一人じゃ何にもできなかったなぁ。

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そんな自分にとっても、1から成長の子育て。
私に本当の意味で母ちゃんスイッチが入ったのは、離婚してからかな。
よし、やるしかねぇ!ついて来い息子、母ちゃんが一人であなた守ってく。って。
物心ついた息子は、好む遊びも、興味を持つものも、母親の私が幼い頃に”得意”としていたものとは全然違うし、
学校に入ってから好きな教科も全然違うし。悩むところもこれまた違う。当時の自分に聞いてみてもわからないことだらけ。
その度に一緒に悩んで、ぶつかって。気づけば10年。
一緒に歩んできた道のり、私は他のお母さんが子どもにしてあげることの半分もしてあげられてないかもしれない。
苦労はさせたくないと必死に仕事して背中見せたいと頑張ってみたけど、その分君は寂しい思いをしたかもしれないし、
学校行事に全て参加することはやっぱり難しかったり。
でもね、ママと息子の世界の中では、とってもとっても素敵でかけがえのない時間を過ごせたなぁと思う。
10年経って、他とは比べられない、私たちだけの絆がしっかりできたと思う。だからこうして人前で話すけど。

 

今、SNSとかを通して、人の生活(80パーセントくらい美しいものね)が垣間見れて。
あぁ、私の家はこんなに広くないなぁ、綺麗じゃないなぁ、ご飯もこんなにしっかり作れてないなぁ。
あぁ、ママなのにこんなに綺麗にしていてすごいなぁ。美容にお金かけられるのすごいなぁ。
お洋服もこんなにあってすごいなぁとか。どうしても自分の現実と比べがち!
そんなの、比べる必要1ミリもないからね。
羨む気持ち、人間だからもちろんあるけれど、みんな生きてるのは自分の世界。
私もSNSやっているので分かるけどね。
いつも思うけど、輝くことよりも心が熱くなること、自然に動かされることに素直に正直に生きていたいと思うよ。

 

子どもの好きな母ちゃんの”笑顔”を作るものはなんだろう、それはきっと誰かに褒められることでできるものじゃなく、
楽しい、嬉しい、幸せ、って思う1つ1つの出来事に自分の心が自然と動かされることでできるものだと思います。
投げたゴミがゴミ箱に入ったとか、同じマンションの住人さんが挨拶してくれたりとか。何気ないことでも嬉しいとか、
幸せって思える心を育てること。
これが、私の10年間の子育て(自分育て)で得られた一番大きなものかもしれないなぁ。
まだ10年。これから10年先20年先も、息子にとってハッピーな母ちゃんでなるべくいられますように。

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そんな今日の私のお話。
長々と読んでくれてありがとうございます。
愛を込めて。

AYAKA FUKANO
 
 
 
 
 
 
 
 

Ayaka_01


AYAKA FUKANO(絵描き)


 
東京生まれ。思春期の多感な時期をドイツで過ごし、アートに初めて触れる。

幼い頃からの感受性の強さをアートにぶつけ、世の中に溢れても困らない愛を伝える。

instagram:ayahundred
 
HP:http://ayakafukano.com
 
 
 
 


Noriko Hirose

編集長【写真】

Nstyle主宰。航空会社の客室乗務員から、アルマーニ・ジャパンに入社、アパレルの世界へ。その後、タレントのスタイリストとして活動。現在は“女子力”を提案するスタイルプロデューサーとしてイベントや商品のプロデュース、ファッションブランドコンサルティングをはじめ、ファッション、ビューティー、ライフスタイル情報を雑誌・ラジオ等で発信している。
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